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希少なルビンシュタインピアノ

2023年10月2日 2件のコメント
Piano & Work
Rubinstein

昨日お伺いしたピアノはルビンシュタイン(RUBINSTEIN)という国産ピアノだったのですがロゴが少し変わったタイプでした。

お客様に『いつごろのピアノですか?』との問いに『おそらく昭和30年代なのでは』と答えました。なぜかというと、付属のキーカバーに『ATLAS』のロゴが入っており、アトラスピアノの創業が1960年(昭和35年)だったこともあってそう答えたのですが、帰ってからよく調べてみると違ったようです。

ルビンシュタインピアノは昭和10年ごろに斉藤栄一氏が中心となって創業された『斉藤ピアノ製作所』の流れを組むピアノブランドで、昭和23年『斉藤ピアノ株式会社』となり、昭和25年に『斉藤楽器株式会社』に社名変更。昭和31年に閉業しますが、その後一部の社員たちによって設立された『ルビンシュタインピアノ株式会社』へと継承し製造を続けることになりました(現在は廃業)。

前途のキーカバーが『ATLAS(アトラス)』だったのは、後にアトラスピアノ製造の常務取締役になる雨宮辰雄氏が『斉藤楽器株式会社』時代にに参画していたこともあり縁があったのではないかと。

で、ルビンシュタインピアノ自体は比較的出回っていて、私もよく調律をするのですが、昨日のピアノのロゴが普通のルビンシュタインピアノとは少し違っていました。

よくよく調べてみると、このロゴのタイプは昭和23年(1948年)から昭和25年(1950年)までの『斉藤ピアノ製作所』時代のもののようです。たった2年間の製造で何台が製作されたのかもわかりません(製造番号もなし)が希少なモデルと言えるでしょう。

追伸
どうやら過去に1台調律した記録ありました。
蔵シックコンサート

参照サイト
Rから始まるピアノメーカーとブランド

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“希少なルビンシュタインピアノ” に関する コメント2

  1. マンガのある農園 says:
    2025年10月10日 at 1:16 AM
    返信

    ぼくは静岡県の掛川氏という町で生まれ育ちました。居住地域の公会堂(現在でいえば町民会館、とか公民館に当たる小さな一軒家でした)で、小学生時代(昭和30年代後半まで)「子供会」という活動があり、毎月通いましたが、その建物の周囲に『ルビンシュタインピアノ』の材木乾燥場と、製造工場がありました。
    やがて1965年頃に、町の郊外にヤマハの大規模なピアノ工場ができて、(記憶が定かではありませんが)その頃にはルビンシュタインピアノの工場はなくなっていたように思います。ぼくの父は、市内のヴァイオリン製造工場で働いていました。なぜだか市内には楽器製造工場が多かったように思います。

    1. kouboupiano says:
      2025年11月1日 at 7:58 AM
      返信

      ありがとうございます。

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