【悲報】男はつらいよ無料配信終了 31〜35 雑感
映画『男はつらいよ』のプライム会員特典全話無料配信が突如終了してしまいました(第1作のみ無料)。のんびり見てた私が悪いのですが。。。とりあえず35作品目まで観ましたので、ここまでの雑感を。
31作目 旅と女と寅次郎
マドンナは都はるみ。その他に藤岡琢也、ベンガル
都はるみが京はるみという演歌歌手役で出演。恋に破れたはるみがコンサートをすっぽかして、出会った寅さんと佐渡ヶ島へ逃げてしまうというストーリー。ジャンルこそ違えど今で言うアイドル映画的な展開。主役は寅さんじゃなく都はるみの方ですね。冒頭のテーマソングにだけ細川たかしが出演しているのも面白い。夜のヒットスタジオのセットや、初代ウォークマンが登場します。
32作目 口笛を吹く寅次郎
マドンナは竹下景子。その他に中井貴一、杉田かおる。
亡くなった博の父(いつの間に亡くなったのか)が眠るお寺の住職の娘が竹下景子。ストーリーはオーソドックスですが脚本が良い。柴又駅での別れのシーンはちょっと泣けますね。寅さんシリーズどれか1作だけ見たいというなら、この作品をおすすめします。笑いあり涙あり切なさあり。それにしても若き竹下景子は美しい。
33作目 夜霧にむせぶ寅次郎
マドンナは中原理恵。お相手は渡瀬恒彦。その他に佐藤B作、美保純。
風子(中原理恵)と別れてくれと渡瀬に話をつけるシーンの渥美清がカッコいい。まるで任侠映画の高倉健。素の寅さんがが垣間見れるシーン。それと、タコ社長の娘役として美保純が登場します。花嫁姿は何とも可愛らしい。タコ社長役の太宰久雄さんの体調が悪いのか、以後の作品では娘のあけみが頻繁に登場するようになります。
34作目 寅次郎真実一路
マドンナは大原麗子。お相手は米倉斉加年。
松竹創立90周年記念作品ということですが、ストーリーはわりと地味です。大原麗子は2回目のマドンナですが前回とは別人の役です(米倉斉加年も)。長距離通勤で朝早く家を出て夜遅くに帰宅するサラリーマンの悲哀。そんな毎日から逃避してしまう夫。残された奥さんが、夫の生きた軌跡を全く真逆の人生を歩む寅さんと一緒に旅をする。そんな内容です。全シリーズを通して鉄道のシーンが印象的な映画ですが、今回のラストシーンは廃線となってレールが無くなった線路を歩く寅次郎。何か監督の思いでしょうか。
35作目 寅次郎恋愛塾
マドンナは樋口可南子。お相手は平田満。
冒頭のおばあちゃんが亡くなるシーンでちょっと涙しますが、その後は終始コメディ路線。冴えない若者が美人に恋をするというおなじみのパターン。寅さんは早々に失恋して若者のお節介役。もう完全にこの路線に移行した感じですね。東北新幹線や電子音の効果音。壁のベートベンが動いたりの特撮も。当たり前ですが若き樋口可南子は美人。御前様はもちろん、タコ社長も老いが出てきて喧嘩のシーンには無理が出てきて心配になってきます。
いつの日かまた再開できることを期待します。
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男はつらいよ HDリマスター版(第1作)