職業別よく聞かれる質問
先日テレビを見ていたら、職業別のよく聞かれる質問という街のインタビューコーナーが放送されて、各職業『なるほどなぁ』と感心して観ていました。もちろん調律師にもよく聞かれる質問あります、圧倒的に多いのがこれ。
絶対音感あるんですか?
この件に関しては何度か書きましたが、調律作業は基本的に、2つの音を合時に鳴らし、両音の中に含まれる倍音の干渉(唸り)を聴きながら作業します。なので絶対音感は全く使いません。残念ながら私も持っていません。
さすがに40年やっていると『A(ラ)』の音だけは覚えてしまったのと、最近流行りの極端にピッチを落とした癒やしの音楽はすぐに分かりますが。
絶対音感を持っている調律師、もちろんいらっしゃるんでしょうが案外少ないような気がします。一人だけ知り合いにいましたが、『(調律に)何の役にも立たない』と言っていた彼は早くに調律師をやめてしまいましたね。
ピアニストや講師の方には絶対音感の有無ってとても重要な技術で、個人的には羨ましい。そういえばピアノ講師の方にはどんな質問が多いのか今度聞いてみることにします。