あり得ない失敗
皆様あまりご存じないかもしれませんが、奈良県は結構歴史がある県で、1000年以上前から存在する村々も多く、名字が同じ住人が村の中に何軒も住んでいらっしゃり、探すのに苦労することが時々あります。そんな中、昨日はとんでもない失敗をしでかしてしまいました。
某クライアントから調律の依頼をいただき、FAXで送られた伝票を見ると、比較的珍しいご名字のお客様で最近お伺いした記憶が。調べてみると今年の1月に伺いしています。
何処が具合が悪い箇所でも発生したのかな?と思い、電話で尋ねてみると、そうでもなさそう。まぁ1月にお伺いした時点で前回の調律よりも10年以上ブランクがあった状態でしたので、3ヶ月経過でも狂ってきていることは十分考えられるので、日時を決めて昨日お伺いしました。
今思えば、ちょっと電話でのやり取りがチグハグだったのかなとは思いつつ、ここまでは普通の流れ。
で、お伺いすると、ご主人とおばあちゃんがご在宅で、奥様は外出中。ご主人もおばあちゃんも調律の件は聞いていなかったらしいですが、もうすぐ奥様は帰ってくるということなので、とりあえず上がって作業を始めさせていただきました。
20分ほどしたところで携帯電話が鳴りました。
『◯◯ですけど、まだですか?』と奥様から電話。
『今、丁度お伺いさせております』と私。
『あぁ、そうですか』となんだか変な返答。
最初の電話で気づくべきでしたが、私は奥様が出先から帰るのが遅れたので、電話してきてくれたものだと勘違いしてしまっていました。
一旦切った10分後に再び電話が鳴り
奥様『まだですか?』
ここでようやく事の重大さに気が付きました。ご主人と伝票の確認をしてみると、50mほど先のお宅だと。
同じ苗字で名前が1字違い。電話番号も最後の1桁が違うだけ。もちろん番地も最後が違うだけ。。。
30分以上も遅れたのに、採れたて筍を頂きました。面目ない。