家の味と母親の役目
昨年結婚25周年を迎えて私の人生において結婚生活の方が長くなってしまいました。よく言われることですが、どこの新婚カップルでもそれぞれの家の味というものがあって、当初は面喰らう面もあると思うのですが、うちの場合ともに関西出身ということもあり、個々の好き嫌いは別にしてもそれほど大きな違いはなかったものの、唯一お雑煮だけは白味噌とすまし汁という大きな違いがあり、すまし汁派の私は甘い白味噌に、なかなか馴染めませんでした。でも不思議なものですね、25年も食ってると、だんだんと慣れてきたようです。
子供が大きくなってからは滅多に実家へは帰らなくなっている我が家でも、正月はさすがに顔を見せに行くのですが、えらいもので、いつの頃からか実家の料理の方に違和感を覚えるようになっていますね。
なぜか母親の役目の完全終了を感じたお正月でした。