今更9歳の犬にテーブルサイドでの『待て』は可能か?
よくドッグカフェなどで、ご主人様が食事中にテーブルサイドで伏せをして大人しく待っている光景を目にしますが、我家の場合、主人が食事中のテーブルサイドでの躾、訓練は一切したことが有りませんし、それが可能かどうか、この9年間試した事すら有りませんでした。なのでドッグカフェなどへ行くと悲惨な事になりかねないので行かないようにしています。
我が家では犬を自由にさせているわけではなく、普段はリビングの一角に設置した2m四方の柵の中で過ごしているので、家族が食事中はその柵の中で大人しく待っているのですが、たまに私が、私以外の家族が食事中にララを柵の扉を開けて自由にしてやると、食事中の家内の隣に行ってチョコンと座り『ワン!(何かクレ)』と言ったり、時には匂いを嗅ぐために鼻をニュ〜っと差し込んできたりします。無理矢理横取りしたり、つまみ食いしたりする事が無いのはさすがだなと思うのですが、『座れ』や『伏せ』の命令に従うも一瞬だけで直ぐに立ち上がり『ワンワン(クレクレ)』と兎に角うるさい。これではドッグカフェなどとんでもないなと思いつつ9年間が過ぎました。
で、先日たまたま私が一人で食事中に家内がララを自由にしてみた。9年間そういう機会がなかったのも今考えると不思議ですが、果たしてボスに対してどういう行動をとるのか、黙々と食事をしながらも注意深く見ていた。
思った通り、私の横へ一目散に来てチョコンと座るものの『ワン(何か頂戴)』とは言わずひたすら待っている。一切無視して食べていると家内の『伏せして待て』の命令で伏せした後、起き上がることもなく待機。更に食事を続けていると、起こしていた首も床に付けて食事終了まで静かに待っている。
テレビや雑誌でよく見るあの光景。う〜ん、ちょっと感動。
ちなみに、犬の給餌はもちろん家族内では一番最後にしています。私が箸を置く音で『次は自分の番』と認識しているようですね。面白いのは私の箸を置く音と他の家族が箸を置く音と聞き分けていること。実に面白い。