ピアノ豆知識『ソステヌートペダルについて』
3本ペダルのグランドピアノの真ん中のペダルの『ソステヌートペダル』このペダルについて、いくつか質問されました。
Q. いつからソステヌートペダルは使われだしたの?
ソステヌートペダルが発明されたのは19世紀のことなので、それ以前の例えばモーツァルトやベートーヴェンの作品では使うことは想定されていません。
19世紀のピアノの作曲家で真っ先に思い浮かべるのはドビュッシーですよね。彼が活躍した頃にはすでにソステヌートペダルは発明されていました。でも彼の作品にソステヌートペダルを指定するような楽譜は見当たらないそうです。でもコンサートでピアニストの足元を見ているとソステヌートペダルを使っているの何度か見たことあります。
Q. 楽譜には指定されない?
楽譜には『SP』とか『con pedale sostenute』とか表記されるようです。
Q. 右足で踏むの?左足で踏むの?
なんとなく左足なのかなぁと思っていたのですが、私が『あ、今ソステヌート使った』と気がついたのはコンサート会場の客席から見ていて、ピアニストが右足で踏んだ時でした。左足で踏んだら死角になって見えないですもんね。
それで気になって調べてみたら、左右どちらの足でも踏むようです。そりゃあ曲によってダンパーペダルとの組み合わせだったり、シフトペダル(ソフトまたはウナコルダ)との組み合わせかによって踏み足は変わりますよね。