金子三勇士 : muyuji PLAYS LISZT
ある日、Twitterで、ご本人から声をかけてくださったのがきっかけで知る事になった、ピアニスト金子三勇士氏のデビューアルバム『muyuji PLAYS LISZT』が届いたので早速聴いてみた。
以前、当ブログでもご紹介しましたし、既にテレビやラジオ、雑誌等でご覧になった方も多いはず。で、じっくり聴いてみて驚いた。
『静』から『動』への躍動感。『弱』から『強』への輝き。そして再び『静』への安定感。この流れがとても良い。落ちついた演奏の中にも若き生命力が感じられる、ご本人の人柄そのものの演奏ではないでしょうか。ピアノの音も、とても美しい。
ライナーノーツにも書かれていますが、なるほど聴き終わった後、ずーっと頭の中に残るんですよね。そして頭の中でグ〜っと盛り上がってくるフレーズが出て来るたびに『ドキドキ』する。ラストの『愛の夢』を聴き終わる頃には。いつまでも余韻に浸っていたい、そんな気持ちになるアルバムです。
まぁ、しかし、アーティストの歴史的な瞬間を遠く離れたご本人と共有できる、そんな時代になったんですね。