ちゃんと完結するSFアメドラ『フリンジ』
アメリカのドラマって、視聴率が高い間はどんどんシリーズが追加されて盛り上がるものの、人気がなくなってくると予算も削られ、取り繕ったような最終回を迎えることが多いですよね。
でもこの『FRINGE』は違いました。全5シーズンですが、最後までダレることもなく、伏線もちゃんと回収され、大きなテーマは『親子愛』最終回では号泣してしまいます。いや〜これはハマりました。面白かった。
製作陣には劇場版『スタートレック』のJ・J・エイブラムス、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチーらで、面白くないわけがない。またスタートレックのMr.スポックことレナード・リモイも最終話まで準レギュラーとして参加しています。スタートレックへのオマージュや他のエイブラムス作品のオマージュまたはセルフ・パロディも見られます。
シーズン1では1話完結で『パターン』と呼ばれる不思議な事件が続きますが、それが後々大きな意味を持ってきますので、1話も逃すことなく見なければなりません。で、全ての伏線が回収されるのは最終シーズン。2008年の放送開始から2013年の最終話放送まで実に5年。リアルタイムで見ていたアメリカ人はシーズン1の伏線を覚えていたのだろうかw
並行存在するパラレルワールド、タイムリープ、タイムトリップ、進化した人類などSF要素てんこ盛り。最終的には人類の存亡をかけた戦争までグングン加速していきます。タイムリープ物にあるような疑問や矛盾はこの作品に限らずありますが、そこは気にせず一気見がおすすめです。
Amazon プライムビデオ
FRINGE/フリンジ(吹替版)
※注意:殺人シーンやグロテスクなシーンがあります。