アメリカ版『グッド・ドクター』にモーツァルト感
Amazon プライムビデオで配信が開始されたアメリカ版『グッドドクター 名医の条件』を観始めました。
日本でもリメイクされた韓国ドラマ『The Good Doctor(グッド・ドクター)』ですが、アメリカ版は日韓版とはかなり様相が違っていました。
『グッド・ドクター』は、自閉症でサヴァン症候群の主人公が、若手医師として成長していく様を描いたドラマで、韓国版の主役は韓国版『のだめカンタービレ』で千秋先輩役を演じたチュウォンさん。日本版の主役は映画『鋼と羊の森』でピアノ調律師役を演じた山﨑賢人さんでしたね。
日本版の『グッドドクター』は、細かな違いはあるものの韓国版のストーリーをほぼなぞった内容でしたが、アメリカ版は主要人物の設定以外はほぼ別ドラマに仕上がっています。
アメリカらしいなぁと思ったのは、主人公の自閉症に関しては1話目でこそ戸惑う姿が描かれるものの、以降は偏見などは一切無くて、主人公の天才的な医療知識を上司や先輩、同僚医師は絶えず意見を求めて医療に生かしていること。他人とのコミュニケーションが苦手な自閉症独特な様子も『個性』として捉えサポートしたり逆にされたりします。
話し方から細かい目の動きや手の仕草まで、入念にリサーチされた名演技で、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた主演のフレディ・ハイモアさんの演技も素晴らしく、見ていてなんとなく『サヴァン症候群だったと思われるモーツァルトもこんな感じの青年だったんだろうな』と感じました。これは日韓版で感じることは無かったです。
言い方を変えれば、主人公が自閉症なこと以外、良くも悪くも普通のアメリカ医療ドラマとも言えるのですが、Season 4が現在も放送中とのことでその人気の高さがうかがえます。
私はまだシーズン1の途中ですが、上のシーズン4予告を見るとガールフレンド(恋人?)のリアが登場しているのでちょっと安心しました。とても魅力的な彼女とは幸せになって欲しいけど、どうなのかな?
フレディ・ハイモアさんの素晴らしい演技を見るために、字幕版で観ることをお勧めします。
Amazon プライムビデオ
グッド・ドクター 名医の条件 (字幕版)
サヴァン症候群は、知的障害や自閉症などの発達障害等のある人が、その障害とは対照的に優れた能力・偉才を示すこと。また、ある特定の分野の記憶力、芸術、計算などに、高い能力を有する人を示す、特定不能の広汎性発達障害に分類される。
Wikipediaより