映画『グリーンブック』
グリーンブックとは、1930年代から1960年代に、自動車で旅行するアフリカ系アメリカ人を対象として発行されていた旅行ガイドブック『黒人ドライバーのためのグリーン・ブック (The Negro Motorist Green Book)』のことで、映画『グリーンブック』は、そんな時代のアメリカに生きた実在の人物と実話に基づいて作られた映画です。
ジャマイカ系アメリカ人のクラシック及びジャズピアニストであるドン”ドクター”シャーリーと、シャーリーの運転手兼ボディガードを務めたイタリア系アメリカ人の警備員トニー・ヴァレロンガによって1962年に実際に行われたアメリカ最南部を回るコンサートツアーにインスパイアされた作品である。
Wikipediaより
スーパースターのドン・シャーリーも一歩舞台を降りれば黒人差別の対象の酷い扱いは、ジャズ界の帝王だったマイルス・デイビスも同じような扱いだったとインタビュー記事で読んだことがあります。
ドンがなぜ保守的な南部でのツアーを行ったか、映画内で疑問として触れられるものの具体的な意図は語られません。そして案の定あからさまな差別を。そんな過程においてトニーの心情も次第に変化していきます。
また、黒人と白人だけではなく、白人同士(トニーはイタリア系)やマイノリティーへの差別など、今もなお続く問題も。
ストーリーとしてはそれほど難しくは無いので、夏休み中の小学生の子供さんにも是非見てほしい。そんな映画でした。
それにしてもトニーの奥さんはとても良い人で、エンドロールで2人のその後の人生と共に写真が出るのですが、実在の人物も非常に美人で驚きました。
Amazon プライムビデオ
グリーンブック(吹替版)