昭和で買った車たち
昨日4月29日は『昭和の日』でした。昭和58年に運転免許を取得してから昭和64年までに3台の車を購入しました。
初めての愛車は、いすゞ自動車が販売したピアッツァ(初代)。イタリアの巨匠ジウジアーロがデザインしたそのボディーは、マヨネーズだのケチャップだのと笑われましたが、今ではカーデザインの歴史に残るほど絶賛されているのは周知の通り。当時の値段で250〜270万円だったと記憶しますが、ローンに給料のほとんどを注ぎ込んでました。
外装だけではなく、運転席のデザインも衝撃的でした。ステアリングの周りに配置されたスイッチ類はサテライトスイッチと呼ばれて、以後発売された国産車がこそって採用しました。
ピアッツァのCM。まさにシニア感覚。
次に購入したのは日産のEXA(エクサ)という車。アメリカ日産がデザインしたボディーは、ハッチバックの部分が、キャノピーと呼ばれる独特な形状のボックスタイプとクーペと呼ばれる一般的なタイプと互換性があり必要に応じて交換できるというもの。ハッチバックは取り外すことができるので、Tバールーフと合わせるとフルオープンが楽しめます。ハッチバックを取り外しての走行は日本の道交法で違反ですが、当時はまぁまぁ緩くて、お巡りさんにもカッコいいねで済んだことも。リトラクタブルヘッドライトは当時のデートカーのお約束ですね。
EXAのCM
次に購入したのは、日産のマーチRという車。ラリー専用マシンとして開発され、当時発売されていた初代マーチのエンジンにターボとスーパーチャージャーをドッキングさせた世界初のダブルチャージャーを搭載。レギュレーション取得のため930ccへダウンサイジングされて110psを達成。パワーウエイトレシオはなんと6.72kg/ps。スカイラインGT-R(32型)が発売されるまで、当時の国産車ではナンバーワンだったと記憶します。エアコンもパワステもラジオすら無し。ガチガチの足回りにフルバケットシートと、狂ったように改造されていきました。
マーチRのCMは無いので市販バージョンのスパーターボ。近藤真彦さんが実際に運転しているらしいです。
この後、子供が生まれたのをきっかけに、トヨタのセラを購入するのですが、時代はすでに平成に。それはまた次の機会に。