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いつもの調律師とやり方が違う

2019年11月14日 0件のコメント
Piano & Work
調律日記

先日お伺いしたお客様からこんなことを言われました。36年調律師をしていて初めて言われました。作業している音が違うと。詳しく聴いてみるとこういうことでした。

基準音を取った後、音階を作り(割り振り)オクターブを広げていく時、高音部から始める、低音部側から始める。1音ごとにユニゾンを取る、オクターブを全部取ってからユニゾンを取る、セクションごとにオクターブとユニゾンを取るなど、調律師それぞれやり方が違ったりするのですが、そのことをおしゃっていると思ったのですがどうやら違うようです。

詳しく聴いてみると『最初の和音の取り方が違う』というのです。音階を作る作業『割り振り』の際に和音の鳴らし方が違うとのこと。

おそらく今までの調律師は調律学校で教わったとおりF3〜F4のオクターブ間で作っていた思うのですが、私はA3〜A4のオクターブ間で割り振り作業を行っています(余談ですが私のような割り振りパターンの方やその他のパターンの方も実は多い)なので、いつも聴いている音とパターンが違うと気づかれたそうです。

これにはちょっとびっくり。そこまで聴いていらっしゃるお客様もいらっしゃるんだ。とても嬉しくなって長々とうんちくを語ってしまいましたが、同時に身が引き締まる思いもしました。

作業後の試弾で『今までと違います?』のわたしの問に『綺麗になったような気がします、正直わかりません(笑)』と素直な感想を聞かせていただけました。

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