映画『蜜蜂と遠雷』観てきました
家内と姪っ子の三人で映画「蜜蜂と遠雷」を観てきました。
4人のピアニストの心の葛藤、コンクールの裏と表、美しい映像と音楽、そして何より美しい主人公役の松岡茉優さん。最後のワンシーンまで時間を忘れて楽しむことができました。
担当させて頂いてたお客様で、音楽大学を目指して猛練習をされていたお嬢様が、入試直前になって突然弾けなくなる、いわゆるイップスにかかってしまい、入試を断念するということがあり、その事も思い出しながら観てました。
以下、私の超個人的な感想です。
第一次予選の審査員に、某オケのコンサートマスターの登場にコーヒー噴いた。多分この映画を見に来る人はほとんど同じだと思います。掴みはオッケー。
題名の「蜜蜂と遠雷」の「蜜蜂」の部分の意味。当然映画内で出てきますが「え?それだけ?」感は否めない。原作ではそのあたり詳しく描かれてるようですが、少し物足りない。
どことなく役者さんたちと似ているイメージがある影ピアニストたちの演奏はとても素晴らしく惚れ惚れさせられるのですが、画面との一致感は少し乏しい気がしました。役者さんの演奏演技は素晴らしいのですが、映像から音楽が少し浮き気味で、見ているピアノから発せられてる感は少し薄く感じる。コンサートやCDを聴いているようでコンクール独特の緊張感は感じられないのは仕方ないか。
調律師をディスるシーンがあり、個人的には少しムカッとしたのですが、後に回収されてホッとしたものの、あれ一般の人は分かってもらえたのかな?
クロークの職員さん、せっかく片桐はいりさんを起用したのなら、片桐さんにも少し主人公の過去との紐付けがあってもよかったかな?まぁその役は平田さんが演ってるのですが。
松岡茉優さんの髪型が偶然なのか必然なのか分かりませんが、私が大好きなあのピアニストの髪型と同じで、だんだんあの方に見えてきて仕方がなかった…す、好きです。
馬のシーンやラストに出てくる風間くんの意味深な台詞もそうですが、原作を読んでから見たほうが楽しめるのかも。