失敗談『コンサート当日にやらかした話』
これもメーカー社員時代の話。とある自治体の教育委員会からコンサートの企画をいただき話を進めることになりました。
内容は『ピアニストを招き小学校の体育館で子どもたちや父兄を招いてピアノコンサートと音楽のお話』というもの。
その際の調律と体育館に設置しているコンサートグランドを舞台の上に移動する手配のご依頼。
早速運送業者に連絡して、前日の体育館は授業で使うので当日の朝に舞台の上に上げる段取りも完璧に済ませました。
それが本番の数ヶ月前。
前日に調律、当日はピアノ移動後にリハーサル、本番という流れで迎えたコンサート当日に事件は起こりました。
午前中、運送業者が来るまでなりまったりと過ごしていましたが、いつまで経っても運送屋さん来ない。渋滞に巻き込まれてるのかなと思い、先にリハーサルをしていただくことに。
リハーサルも一通り終わり、開場1時間前になっても来ないので、さすがに事務所に連絡を入れると『今日はそんな予定入ってない』という返事。
工工エエエ(´Д`;)エエエ工工
猛抗議すると『連絡を受けた人が退職してわからない、すぐに向かいます』との返事。(何じゃその言い訳)大阪の業者、ここは奈良の山奥。ゆうに2時間はかかる計算。その時点ですでに開演予定まで2時間切っています。
とりあえず開演時間になりお客様も続々と入場。客席はほぼ満杯。でもピアノはまだ舞台上にはない。
刻一刻と過ぎ去る時間。私イライライライラ、先生方ピリピリピリピリ、お客様ザワザワザワザワ。
そいて運命の開演時間。業者はまだ来ない。
開演予定時間30分超過。もう無理、ピアニスト先生に音楽のお話をしていただくことに。
するとまもなく業者到着。超満員の観客の前でピアノの解体ショー。分解して舞台上へ、そして再び組み立て。
開演予定より1時間近く遅れてコンサートスタート。
コンサートそのものは無事に終了したのですが、校長先生から大目玉。関係者並びに観客の皆様に大迷惑をかけてしまいました。
それ依頼、どんな些細なことでも必ず確認することを学びました。
あの頃現場で見ていた小学生たちも今はもうアラサーなんですね。
(もう20年以上前の話なので記憶が定かでない部分もあります)
恐ろしい話だ(笑)
確認、大事ですね。私の勤め先の上の人間がくどいくらい何度も何度も確認してくるのは、たくさん痛い目にあってるからなんでしょうね。
確認は大事と頭でわかっていても『まぁ大丈夫か』とどこかで思ってしまいますもんね。失敗から得たこと多いです。