印象に残るファーストキスシーン
先日観た映画『好きだ、』の中のファーストキスシーンがとても印象的でした。と言ってもシーンそのものではなく若き宮﨑あおいさんの演技に感心したといった方が正確かもしれない。
宮﨑あおいさん演じるユウと瑛太さん演じるヨースケのファーストキスシーン。もうシーンの冒頭から『これは来るな』の空気が満ち溢れてる。そして『その時』までの長い時間。二人の会話。宮﨑さんの表情、目の動き。誰しもがかつて経験した『あの瞬間』に、観ているこっちの鼓動が高まる。
そしてついに訪れるその瞬間。『そ~来るか』と少し意表を突かれる。
少しネタバレですが、彼女は涙を流します。
その訳は、映画をご覧ください。
しかしまぁ、二十歳そこそこの彼女の演技力に感心します。あの表情の一つ一つは監督の指示なのか、それとも彼女の中から溢れ出たものなのか。その後の活躍を見るとやはりなと納得します。
2005年制作の『好きだ、』は、第1回ニュー・モントリオール国際映画祭のコンペティション部門に出品され、監督賞を受賞。観て損はしません。
こういう映画、好きだ。
大人になったユウを演じる永作博美さんの。宮﨑あおいが重なって見える演技にも感心することを付け加えておきます。
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映画『好きだ、』