免許返納について考える
昨日たまたまスーパーの駐車場で時間調整の為の待機をしていたら、目の前でミニバンが駐車場の入り口ゲートに突っ込んだ。車から降りてきたのは70歳くらいの老夫婦。幸い大きな怪我などは無さそうで、しばらくすると警察官も到着した。
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世間では毎日、高齢者などによる暴走事故が報道されていますが、ここ何年間で増えたというわけではなく、以前からこういう事故は多発していたけど報道されていなかっただけだろうと思います。増えた時期があるとすればおそらくオートマチック車の普及に伴う形だと思うのです。
私自身も50歳を超えて、20代の頃とは比べ物にならない注意力、反射神経の衰えは自覚していますし、『慣れ』による『無意識』な動きも多くなっています。30年以上毎日車を運転していて、それなりに事故の経験もあるだけに、あの何とも言えない音や感触が蘇ってきて手のひらに変な汗をかくことがあります。
とは言え、仕事柄各ご家庭やホールを重い道具を携えて往復しなければならないので、仕事上自動車運転無しでは考えられません。
引退したならとっとと返納するつもりですが、唯一の趣味が自動車いじりと言っても良いくらいの私、いざとなったらどこまで決断できるか心配です。まぁ、引退したら自動車の維持すら難しくなるかもしれませんが 🙂
夫婦揃って運転する我が家ですが、不安と話している間は大丈夫で、これが『まだ大丈夫』と言うようになったらお互い返納時なのかもしれません。
最近マニュアル車に久しぶりに乗ったのですが、オートマチック車に比べると踏み間違え事故、ギア間違え事故というのは明らかに減ると思いますし、買い替え時期ならばセイフティー機能が充実した車種を選択するのも一考の価値あると思います。セールスマンも薦めるべきですし、金額的に買えないならもう自動車は買わないと決断するときなのかもしれませんね。300万円や500万円近くする高額な車両代や維持費を支払うより、必要な時にタクシーを利用するほうが遥かに安上がりだということもタクシー会社はアピールしたほうが良いかもしれません。
何よりも、自分だけではなく他人の人生をも壊してしまう可能性を自覚しなければなりませんね。