ヤマハのドロップアクション
古いヤマハのドロップアクションの修理を承りました。ドロップアクションを持つスピネット型ピアノの中には技術者が閉口してしまう様なものが見受けられますが、さすがヤマハ、そういう部分は微塵も見受けられない素晴らしいアクションです。
こちらは以前に修理したボールドウィン(アメリカ製)のドロップアクション。鍵盤の動きをアクションに伝達するパーツが、ヤマハは木製のシャンクを使い、ボールドウィンは針金を使っています。
現在入院中の一般的なアップライト型ピアノ(アポロピアノ)のアクションとの比較。構造の違いもさることながら、アップライトアクションが30年前のもの、ドロップアクションが60年前のものになります。どっちが痛んでるように見えます?
上から見た所。幅もかなり違いますね。
昔書いた記事で縦型ピアノの種類に関する記事が消えてしまっていることに今気がつきました。アップライト、コンソール、スピネット。今度また書きますね。