ニホンオオカミ終焉の地
本日は、奈良県吉野郡東吉野村のお客様宅訪問の後に少し時間が有りましたので、道中に有った『ニホンオオカミ終焉の地』記念碑に立ち寄りました。
明治38年(1905年)にこの地で捕獲された雄のニホンオオカミが、現在確認出来る最後のニホンオオカミだと言われています。捕獲されたニホンオオカミは剥製となり大英博物館に保管されているとのこと。この場所には記念碑が有るだけで、他に何もありません。
狼は、とても警戒心の強い動物なので、この日本の森林の何処かで今もなお、人目に付かずひっそりと暮らしていることを願わずにはいられません。
場所はここ。ライダーが写っていますが私ではありません。
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『ニホンオオカミ終焉の地』記念碑はとても興味深いものでした。
それにしても剥製が大英博物館にあるというのは、イギリス人が
いかに犬に対する関心が高いかを示していますよね。
大英帝国と称して支配する植民地から様々な文化遺産を自国に
持ち帰ったことは傲慢な態度ともいえますが、その価値を認めて
保護する姿勢は素晴らしいと思います。
当時のお金で8円50銭で売られたようです。調べてみると当時の公務員の1ヶ月分の給料ほどだそうですので、安く買い叩かれた事が伺い知れますね。