愛・ドナドナ
仕事が終わり、お客様宅から車を出そうとエンジンをかけた時にそれは起こった。『ブルブルブル』と短い異音が後方より。それはまるで掃除機のコードを巻き終わる瞬間に起こるあのブルブル音と瓜二つ。
仕事柄、トランクに掃除機を積んでいるので、お客様宅で使用した際、巻き取りが足らなかったのかと漠然と思いながらアクセルを踏んでいると暫くしてメーターパネル内のバッテリー警告ランプが点灯。
『あちゃ?バッテリーが逝ったのか?』と思いながらも運転していると、今度は冷却水の警告ランプが点灯。『バッテリがイカレてファンが回ってないか?』と思いつつも『いやまてよ、バッテリーが弱っているはずなのにカーステから流れるキャンディーズは元気はつらつオロナミンC』これはおかしい。普通、バッテリーが弱ってくると電装品関係から切れて行ってエンジン関係は一番最後と聞いた事がある。嫌な予感。
それでもなんとかカー用品店まで保ってくれと念じながら運転を続けていると、いよいよエンジン音がオーバーヒート特有の変な音を立て始め、心無しか車内に白い煙っぽいものが。。。
これはまずい。
で、あわてて近くに有ったガソリンスタンドへ駆け込みエンジンルームを開けてみるとリザーバータンクから白煙が。
エンジン温が冷めるのを待ってよくよく観察してみると、オルタネーターに繋がっているベルト(ファンベルト?)が切れてしまっている。これではウォーターポンプも発電機も作動していない状態かな?。
しかたなく20年ぶりにJAFへ電話。ドナドナとなったとさ。