ピアノ調律師技能検定制度導入に思う
以外と知られていない事なのですが、『ピアノ調律師』は国家資格ではありません。各調律学校が定める卒業試験に合格すれば次の日からピアノ調律師として看板を上げる事が出来ます。一応、数年間実務経験を積んだ後、(社)日本ピアノ調律師協会の会員認定試験を受ければ自他共に認めるピアノ調律師と言う事になるのですが(一応私も認定会員です)、法律的拘束力はありません。
で、実は、来年度から国家資格としての技能検定制度が導入される予定です。簡単に言うと技能に応じて『級』を与えられるという事です。現案では3級〜1級までの3段階。
これが導入されると、詐欺まがいの調律師等が淘汰されると言うメリットの反面、『ピアノ調律師協会認定会員』である事の業務上メリットは事実上無くなる訳です。顧客にとっても調律師の技能レベルが明確になる反面、それが調律料金に反映となって料金値上げに繋がるかもしれませんね。
さて、どうする?俺。
まぁ、それはともかく、どうせならば1級が欲しい。余談ですが、当たり前の話し、1級合格レベルは、かなり難しいらしい。実技は何とかなるにしても、問題は筆記試験。1級ともなると調律の知識だけではなく、音楽の知識や歴史、コンクールの名前や歴代優勝者を書けとかなんかも入って来るんじゃない?
そりゃあ私も音楽好きでしたので、そこそこの知識はあったものの、いまやすっかり記憶の彼方。正直に言うと、すっかり忘れてしまっている事も多い。先日、お客様に『この曲の題名、何でしたっけ』と訊かれて、曲名が出てこず凹ンだ事がありました。
その上、英語やドイツ語等の語学力の試験があったら絶望的ですw グ〜デンタ〜ク、イッヒリ〜ベディッヒ、ダンケシェン、イルムシャーw
今更この歳で勉強する?もう10歳若かったら燃えたんでしょうけど。。。悩ましいな。