映画『ソウルメイト/七月と安生』
以前に見た中国映画『少年の君』が素晴らしい作品だったので、主演のチョウ・ドンユイ(周冬雨)さん繋がりでこの映画も観始めたのですが、なかなか良い作品でした。
ストーリは幼い頃から親友の安生(アンシェン)と七月(チーユエ)の物語で、2人の成長とそれぞれの生き方を描くヒューマンドラマ。日本や海外ドラマでもわりとある設定で、作家となった七月(チーユエ)の作品『七月と安生』をベース(←ここ重要)に物語が進んでいきます。前半は中国との文化の違いや初恋相手との三角関係などよくある展開で、ちょっと退屈になってくるのですが、そこを我慢して見ているとラスト4分の1からの予想外な展開に引き込まれていきます。前半のシーンやセリフなどにも伏線が隠されていますのでそこにもご注目。心に残る作品になること間違いなし。
それにしても、決して美形ということではないのですが(共演のマー・スーチュン(馬思純)さんは美形)15歳から30歳くらいまで全く違和感を感じさせないチョウ・ドンユイは本当にすごい俳優さんだと思います。
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ソウルメイト/七月と安生(字幕版)
本文中にご紹介した、ちょっと東野圭吾『白夜行』を思わせるこちらもおすすめ
少年の君(いじめ、暴力、殺人シーンがあります)
中国作品ということだけで敬遠する人もいると思いますが、どちらの作品もファンタジー要素は無く、リアルな中国をギリギリのラインで描いた作品だと思います。劇中に出てくる偽物の日本製キャンディーにも。