『きらきら星』から『きらきら星変奏曲』へ
先日来、台湾ドラマにハマっているのですが、昨日観たドラマ『この街に心揺れて』も素敵なドラマでした。ピアノも少し絡んできます。台北メトロシリーズと銘打って、本作はこのシリーズの第1作目。そういえば日本でも環状線物語とかありましたね。
お話は三十路を過ぎ訳ありで婚期を逃してしまった日本とアメリカに在住二人が故郷の台湾で出会う物語なのですが、決してハンサムでも超美人というわけでもない主演のお二人の雰囲気がとても良い。チャン・ハンさんってどこかで観たことあるなと思ったら、以前に観た『時をかける愛』にもレコード屋さんのおじさん役で出演されてました。
台北の古い雰囲気が残る街が舞台で、映像がとても綺麗。音楽も台詞もとてもおだやかで、物語は静かにゆっくりと進んでいきます。
下にある予告編にも出てきますので少しだけネタバレをしますと、ヒロインが子供に頃にピアノレッスンが嫌で逃げ出したことからこの『縁』が始まっていて、終盤に村人からピアノ演奏をリクエストされて嫌々『きらきら星』を弾き始めるものの演奏は辿々しい。そこに隣に座って伴奏をしはじめ、やがて『きらきら星変奏曲』へと変わっていく。この物語を象徴するような場面です。
台北メトロシリーズは何作品か作られていて、各回に過去の作品の人物のその後みたいなのも登場するみたいなので、続けて観た方が良さそうです。この手法もたまにありますね。
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この街に心揺れて 【台北発メトロシリーズ 大橋頭駅】