MT免許は必要ないのか?
7〜8年前に息子が免許を取得する際、AT限定免許を選択して『バカじゃないの?』と正直思いました。ひょっとしたら一生MT車を運転することはないかもしれませんが、せっかく取得の機会が与えられているのに、機会損失ってやつでしょうか、無駄でも取っておけばいいじゃんと。でもこれから免許を取得する人はもうMTである必要も無くなってきたなと思っています。
ご存知のように欧州の自動車メーカーは2030年を目処にガソリン車の製造を完全停止の目標を掲げ、日本政府もそれに追随する姿勢を見せています。
EV車になると基本的に変速機(トランスミッション)は必要ありません(一部のメーカーではスポーツ車にあえて搭載するようですが、それらもATになると思います)
現在発売されているガソリン車(ハイブリッドを含む)には、変速機が搭載されていて、AT(オートマチック・トランスミッション)は変速作業を自動で行うものを指し、MT(マニュアル・トランスミッション)を指しますが、これらの製造技術はいずれ失われる技術と予想されます。
現在多発しているAT車の暴走事故も、今後、安全装置や自動運転も加速度的に早まってくると思われ、もう『MTの方が』も無くなってくると思うので、もう今更MT免許をとは思わなくなってきました。下手したらMT免許そのものが無くなってしまうかも。
さて、個人的な問題はもうMTかATかではなく『ガソリン車の今後は』に移ってきています。
願わくば今後『ガソリン車=悪』の様な流れにならない様にお願いしたいです。
還暦を目の前にして、もういつお迎えが来てもおかしくない年齢になってしましいましたが、あとまだ10年くらいは仕事も続けたいので、仕事柄自動車は欠かせません。仕事をリタイヤしたらリスクでしかない自動車運転、さっさと辞めたいと思っていますが。。。
アクセル踏むだけで矢の様に加速するハイパワーAT車も良いですが(個人的にはすぐに飽きる)、今乗っているS660のように、超軽量車体をギヤ選択を駆使して右へ左へ軽快に駆け抜け走るライトウエイトスポーツMT車。こんな楽しい世界をこれからの世代は知らずに過ごすんだなと思うとちょっと寂しくなります。