ピアノ・リュテアル(Piano luthéal)という楽器
ピアノ・リュテアル(Piano luthéal)と呼ばれる楽器をご存知でしょうか。珍しいその楽器の音と構造の解説が YouTube に上がっていましたのでご紹介します。
ベルギーのオルガン製作者ジョルジュ・クルタン(Georges CLOETENS)が1919年に特許を取得した新楽器で、見た目はほぼ普通のグランドピアノなのですが、ストップと呼ばれるツマミ状のスイッチを操作する事により、ハープシコードやハープの様な音(後述の狂詩曲「ツィガーヌ」ではハンガリーの民族楽器ツィンバロンを表現)が出せるように改造された楽器です。
動画のリュテアルは調子が良く無い様ですね 🙂
リュテアルを使った曲ではラヴェルの狂詩曲『ツィガーヌ(Tzigane)』が有名ですが、実際の演奏会ではピアノやハープで代用されることが多いようです。
https://www.youtube.com/watch?v=QAud7lp3Xi0
こちらのページで Pleyel のリュテアルを少し聴くことが出来ます。
Pleyel grand piano with “Luthéal” mechanism
ダニエル・ホープのアルバム『East meets West』でリュテアルを使用したオリジナル盤『ツィガーヌ(Tzigane)』を聴くことが出来るようです。
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East Meets West
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East meets West
ダニエル・ホープ