番犬としてのドーベルマン
最近また近所でも空き巣の被害がちらほら。元々、護衛犬、番犬として生まれてきたドーベルマンに『番犬としての』とは失礼極まりないですが、これから飼おうと思っている方へ、我家の場合を参考程度に。
以前にも書いたような気がしますが、そもそも我が家で犬、ましてやドーベルマンを飼おうと思ったきっかけは、空き巣に狙われたから。どうせ飼うならば究極の番犬を飼おうと。
その効果は抜群で、ドーベルマンの中では小柄な我が家のララでも、本気の警告モードでは普段の声の2オクターブくらい低いんじゃないかと思うくらいの重低音で吠えます。飼い主でもビックリするくらい超ド迫力のその声に、余程犬に慣れた泥棒でもない限り敬遠するでしょうね。お前、何処からそんな声が出てくるねん。
我が家では2階で飼っているので、犬から外の様子は見えないのですが、不思議なことに、家の前を通っただけでは反応せず、インターホンを鳴らしたり、家の前や敷地内でゴソゴソ音がしたり、ヒソヒソ話し声がすると反応するようです。何故か新聞屋さんや郵便屋さん、水道メーターの確認、他の犬の散歩には吠えません。家の前を通るだけで吠える犬を見かけますが、その点近所への迷惑は最小限度(と思っているだけかもしれませんが)で、とても飼いやすいです。
玄関には御札代わりのドーベルマンステッカーで万全の体制。でも戸締まりは忘れないでね。
↓以前に作ったステッカーです。『N』が2つ重なる古い綴りのタイプです。名前のところをPhotoshopなどの画像編集ソフトで消して、お好きにご使用下さい。
侵入者にはやたら怖いイメージが有るドーベルマンですが、面白いのは、初対面の相手でも対応がぜんぜん違うところ。こいつは危険人物だと判断すれば、前途のような超重低音で吠えますが(お客さんにはこの様に吠えた事ありません)、普通のワンワン!は『お前誰や!? ちょっとこっちへ来て挨拶しろ!』(これはちょこちょこ有ります)。逆に全く安全だと判断すれば、見向きもしないし愛想もない。苦手だなと判断したら小屋の中へ入ってじっと様子をうかがう。何処で判断しているのか、時々笑ってしまうことが有ります。ドーベルマンと言えど普通のワンコと変わりありませんね。
番犬として大絶賛と言いたいところですが、問題は護衛犬として。
家の中とは打って変わって外では滅多なことで声すら発しません。この10年間、外で声を発したのは5〜6回でしょうか(大概は私が他人と立ち話をしていると『はよ終われ』と催促するように吠えます)。いつも『賢いね〜』と言われて上機嫌の表情。以前にリードが外れた2匹の犬に襲われ、庇った私が怪我をした時も、キョトンとした表情で一言の『ワン』すら発しなかった事が気がかり。こんな事では私がもし強盗や熊に襲われた時、助けてくれるのだろうか。心配だ。めごちゃんを見習ってくれ。
お手柄犬、クマから男児救った!普段は臆病、6歳雌のシバ犬・めごちゃん
(ステッカーに使用したシルエットの出処を忘れてしまいました。ひょっとしたら著作権に引っかかるかもしれません。お知らせ下さい)