世界最大のグランドピアノ ”DOPPIO BORGATO”
先日のエントリで『史上最大のグランドピアノBösendorfer IMPERIAL』と書きましたが、なんのなんの、まだまだ上には上があります。DOPPIO BORGATO。
まずは、その姿と演奏風景をご覧ください。
YouTubeへ飛びます。
どこが違うのか解りましたでしょうか?
ヒントは足下。
なに?脚が無い修理中のピアノが1台寝かせてある?
ノンノン。
それも含めて1台のピアノなのです。よく見るとパイプオルガンの様に脚鍵盤が見えます。それを脚で弾いて音を出すのです。組み合わされる脚鍵盤は、A=27.5Hz〜A=220Hzの3オクターブ。ちなみに、迫力ある重低音に合わせて、上のピアノの高音部分もF 349.23 Hz 〜 C 4186 Hzまで4ストリングス(通常1音に対して3ストリングス)を採用しています。
The “DOPPIO BORGATO” L 282 – P 402 is made up of two superimposed concert-grand pianos, the upper instrument being the concert-grand BORGATO model L 282. The lower instrument is a grand piano BORGATO model P 402, operated by a pedalboard of 37 notes with an extension of 3 octaves (A 27,5 Hz – A 220 Hz), similar to those of the pedals of an organ. A “resonance” pedal is applied to the lower piano which activates the damper mechanism simultaneously on both instruments.
写真を見るとひょっとしたら上のピアノの鍵盤も高音部の音域が拡張されている?かも。
ペダル鍵盤付きのピアノはモーツァルトの時代からあったのですが。それを現代人が造るとこうなります。
設計者のLUIGI BORGATOは、私と同じ歳の1963年生まれなんですね。
2009年7月現在の価格は € 260,750(約3580万円)です。輸入すれば4000万円オーバーは確実(笑)。1台いかがでしょうか?