ピアノ・マニュアル(日本語版)
ジョン・ビショップ , グレアム・バーカー (著)、出版社: ヤマハミュージックメディア (2010/3/25)。驚いた事に、この本は、ピアノ調律師以外、すなわち一般のピアノマニアに向けて書かれたピアノ調律技術のマニュアル本です。
本屋さんで何気に音楽関連誌を眺めていると目についたので買って。。いや、立ち読みしてしまいました。
表紙のデザインがちょっと古めかしい感じだったので、古い技術本かと思ったら初版が2010年になっています。
前半は、ピアノ本によくある歴史や豆知識、良いピアノの見分け方等、一般的なのですが、後半になると、外装のバラし方や修理方法等、カラー写真を交えての解説となっていて、実際、工具とパーツさえあれば器用なおじさんなら出来てしまうような内容になっています。更に調律(音合わせ)に関しても細かく解説してあります。電子チューナーに関しての記述もあります。
調律技術者には目新しい内容ではありませんが、マニアの方やピアノ関係者は一読してみる価値があると思います。読んでみると、調律師が今、何の作業をやっているのか解るようになりますよ。