便中カルプロテクチン測定
欧米ではポピュラーな炎症性腸疾患の検査として用いられる『便中カルプロテクチン検査』をしてもらいました。
カルプロテクチンは、腸管粘膜で炎症が生じると好中球から放出される物質で、放出量を測定することで正確かつ簡単に腸の炎症を評価できるようになり、患者への負担が大きい内視鏡検査を減らすことができるというメリットがあります。検査は検便のみです。3ヶ月に一度の検査が保険適応となります。
測定値は32.6mg/kgでした。
50mg/kg以下(炎症性腸疾患と機能性腸疾患の判断基準が50mg/kgより上か下か)なら寛解期ということなので、とりあえずは安心して良いのですが、理想値は0mg/kg?やはり『完治はしていない』ということを肝に銘じておかなければならないということですね。