電気ピアノ
先日『50kgのアップライトピアノ』という記事を書きましたが、50kgとはいかないものの、かつて電気ピアノというものが売られていて、新規のお客様がひさしぶりの電気ピアノでした。
デジタルピアノ(電子ピアノ)が世に出る前はこの『電気ピアノ』が一般的で、アコースティックピアノの音色そのもののデジタルピアノと違って、その独特な音色は多くのミュージシャンたちが楽曲内に取り入れてました。今でもデジタルピアノの音色セレクタに『E.Piano(エレクトリック・ピアノ)』があるのはそのためですね、
このピアノのピアノ線は1音に付き2本張られており、ハンマーは先端がゴムで皮が覆うような構造になっております。アップライトピアノのアクションがそのまま使われているので、タッチはピアノそのものです。
ピアノ線の振動をエレキギターのようにピックアップで拾って電気的に増幅させてスピーカーから流します。デジタルピアノと違って電気回路が壊れても音が鳴るのが良いですね。ただしピアノ線が張られていますので調律が必要です。また音源は『弦』ではなく『金属棒』だったりするものもあります。金属棒タイプのものは調律は必要ありません。
なぜか金属棒タイプのものは『電気チェレスタ』と呼ばないですね。
そう言えば、先生のお宅にあったカワイのピアノ、「電気だけど弦が張られている」というので面白いな、と思ってました。
青山様、コメントありがとうございます。
カワイでも電気ピアノありました。
ピアリーナという可愛らしい名前でした。