ダニエル・スーとの6つの質問
『ピアノの天才ダニエル・スーとの6つの質問』という記事からスタインウェイと日本の聴衆についての感想が書かれていたのでピックアップ。
ダニエル・スー(Daniel Hsu)は、アメリカの クラシック ピアニスト。第15回ヴァンクライバーン国際ピアノコンクールで銅メダル、2015年浜松国際ピアノコンペティションの銅メダル、新作のベストパフォーマンスでビバリーテイラースミス賞、室内楽のベストパフォーマンスでスティーブンデグルーテ記念賞を受賞。
Wikipediaより
Q.どんなピアノを弾きたいですか?
A.スタインウェイで演奏するのにはいくつか理由があります。まず自分自身が練習してきた楽器であること。スタインウェイは非常にユニークな品質を持っています。すべての楽器は非常に異なってて、独自の特徴と品質があります。スタインウェイには他のメーカーにはない、スタインウェイ独自の音があります。長年プレイしてきたために偏っているのかもしれませんが、色と音の範囲が広いと感じています。
スタインウェイにはニューヨークとドイツのスタインウェイがあり、まったく異なる方法で作られ、それらは異なって見え異なって聞こえます。一般的に、ニューヨークのスタインウェイは少し明るい側にあり、ドイツのスタインウェイは少し暖かく、音はもう少し丸くて暖かいです。私は一般的に暖かい音を好むので、実際にはドイツのスタインウェイがかなり好きです。
Q.世界中での演奏活動で思い出に残る体験は?
A.日本では頻繁に演奏しているが、アメリカのコンサートとはまったく違う感じがするので、そこで演奏するのはとてもユニークな体験です。日本で初めてプレイしたとき、私はステージに出て(ピアノの)椅子に座る前に拍手がすべて落ち着いてショックを受けました。私は『何か不快なことをしましたか?どうしたの?』
彼らはとても規律があり敬意を表しています。そこにストラグラー(はぐれ者・落伍者)はいません。ストラグラーは音楽を終わらせ拍手し始めます。