3本の弦の役目
ピアノの弦は主に3本の弦で1音を鳴らしますが、3本の弦それぞれに役割があります。
ユニゾン。例えば真ん中の『ラ』の音が440hzだった場合、3本の弦それぞれ440hzに、たとえ機械的にチューニングしても、3本同時に鳴らすと1つの音として綺麗に鳴るはずです。
ところが、その音が美しいピアノの音なのかと聞かれれば、音楽の楽しいところ調律の難しいところ。奥は限りなく深い。
イメージとしては
1本目 – 基準となる音を取る
2本目 – 基準の音と同時に鳴らして完全に一致させる(音量を作る)
3本目 – 3本同時に慣らして音の形を整える
ただ声を発するのではなく歌わせてあげたい。
(3本の弦のうち、どの弦をどの役割にするか、調律師によって違うようです)