工房ぴあの
工房ぴあの
  • Information
  • About me
  • Services
  • Shop
  • お問い合わせ
  • ピアノと暮らす
  • blog
  • Information
  • About me
  • Services
  • Shop
  • お問い合わせ
  • ピアノと暮らす
  • blog

グランドピアノのタッチが重い『ジャックの前後位置調整』

2016年4月8日 0件のコメント
Piano & Work
ピアノ豆知識 修理

グランドピアノのジャックの前後位置はタッチに大きく影響します。ジャックは鍵盤の力をハンマーへ伝える部品です。野球のピッチャーで例えると手首に当たる部分になりますので、ボールコントロール(ピアノで言うとハンマーコントロール)の重要な部品になります。

鍵盤を押すとジャックはハンマーシャンクを上方向へ持ち上げながら、打弦の2〜3mm手前で右側(鍵盤側)へ逃げるように回転運動します。

ジャックの正しい位置は、静止状態で上の画像の黒い点線のように揃えます。

下の写真は先日お伺いしたグランドピアノの状態です。タッチが重く反応が鈍いとのご指摘がありました。ジャックの位置が基準よりも 0.5mm ほど左寄り(奥側)になっていることがわかります。右側が鍵盤側です。

奥側になることで無駄な動きが増え、次の打弦態勢に入ることが遅れてしまいます。摩擦抵抗も大きくなりタッチも重くなります。また逆に手前(鍵盤側)過ぎると抜けたような腰の無いタッチになってしまいます。

ジャックは前後位置の他に高さの調整も必要となります。前後位置を調整すると高さにも影響します。

グランドピアノの繊細なタッチは、部品同士が複雑に影響しあって生み出されています。10分の1ミリ、100分の1ミリの精度が求められます。

木材部品ですので一度調整しても温度湿度消耗などにより半年〜1年で変化します。最良な状態を保つため定期的な調律をお忘れなく。

関連記事
本日の修理
フレンジコード張り替え
調律師の日記(2009.6.14)『お化粧』
Previous ピアノレッスンにピアノは必要なくなる!?
Next レディー・ガガが子供の頃に使ったピアノが競売に

コメント 返信をキャンセル

  • 広告

  • Categorys

    • Car & Motorcycle
    • Diary & Opinion
    • Dog & Doberman
    • Mac & Computer
    • Music & Art
    • Piano & Work
    • Ulcerative colitis & Health
  • Recent posts

    • 元福娘さん、日テレの新しい顔に
    • 俳優の奈良岡朋子さん亡くなる
    • 潰瘍性大腸炎再燃
    • ウルトラ5つの誓い
    • ピアノメーカーもオンライン販売
  • Popular Posts

    • HIDバルブには上下があるの知らなかった
    • 女性には『ブラボー』じゃなく『ブラーヴァ』なのかぁぁぁ
    • 【確定申告】Office 365 の勘定科目は何なのか?
    • ホンダ純正ナビでApple CarPlay
    • もう一つの吉本新喜劇オープニング曲
  • Search

Copyright 2023 atelier piano