めったに使うことがないソステヌートペダル(グランドピアノの真ん中のペダル)ですが、正常に作動しているかどうか簡単に知る方法があります。

そもそも、ソステヌートペダル(サスタニングペダル)とは何ぞやという方のために簡単におさらいしておきましょう。右のペダルはダンパーペダル(ラウドペダル)で、踏むとダンパーが上がるのが見えます。左のペダルはソフトペダル(シフトペダル)で、踏むと鍵盤が右へスライドします。ところがグランドピアノの真ん中のペダル(アップライトピアノの真ん中のペダルは一部機種を除きマフラーペダルです)は、それだけを踏んでも見た目何も変化はありませんね。

ダンパーペダルは踏むと全ての音がワ〜ンと残響しますが、サスタニングペダルは今弾いた音のみを残響させて、他の音は残さずスタッカート奏法などが可能になるペダルです。このペダルが普及し始めたのは20世紀になってからですので、モーツアルトやベートーベンはもちろんの事、ショパンやリストの曲にも使用することはありません。国産のグランドピアノでも古い器種では付いていないものも多く、それらは2本ペダルとなっています。

さて、そんなソステヌートペダルの動作確認方法ですが、一つ一つの音を一々確認しなくても一発で確認できる方法があります。

・まずダンパーペダルを踏んで、全てのダンパーが上がった状態にします。

・ダンパーペダルを踏んだままソステヌートペダルを踏みます。

・2つのペダルを踏んだまま、ダンパーペダルのみを放します。(ソステヌートペダルは踏み続けます)
ダンパーがそのまま全て上がった状態ならば正常、ストンと落ちるものが有れば調整が必要です

*ダンパーペダルを放した際に、ダンパーが少しだけ下がっても、開放状態が維持されていれば問題ありません。

写真は一つだけダンパーが落ちている状態。

どうやら湿気でスティックを起こしているようです。

もしも正常に作動していなければ、担当調律師にお知らせ下さい。