鍵盤が少しだけ下がったまま上がってこない。
一言で鍵盤が上がってこないと言っても、完全に下まで下がった状態や途中で止まる場合、はたまた少しだけ(2〜3mm程)下がった状態といろいろありまが、今回は鍵盤が3mmほど下がった状態で止まっていて、手で上げると元に戻るという状態でした。
今回の場合はバランス・ブッシングクロスと呼ばれる部分が消耗のため完全にエグれていて、鍵盤の動きを阻害している状態でした。特にサイズが小さいピアノの場合、鍵盤のカーブが大きくなっているので比較的起こりやすい現象です。
この他にも、鍵盤そのものの高さが低い場合や、鍵盤ではなくアクションの動きに不都合が生じている場合も考えられますので、気が付いたら担当調律師へご相談下さい。