普通のアコースティック・ピアノは、ハンマーが弦(ピアノ線)を打撃し、その振動を響板で増幅させて発音させるのですが、電気ピアノ(エレクトリック・ピアノ)は弦振動をエレキギターのようにピックアップで拾い上げ、内蔵されたアンプで増幅させてスピーカーから発音させています。普通のピアノと同じように弦が張られていますので定期的に調律が必要です。電子ピアノ(デジタル・ピアノ)が登場する前には、このタイプがたくさん生産されました。ちなみにデジタル・ピアノは調律の必要は有りません。

↓電気ピアノの内部。弦が張られているのが見えます。アクションもアコースティック・ピアノと同じ物が使用されますので、デジタルピアノと違い、タッチの調整なども可能。メーカーによっては弦ではなく金属の棒を叩いて発音するタイプのものも有ります。

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ハンマーは、先端部にコルク材や弾力性の有る樹脂が埋め込まれていて、その周りをスキンが覆っている構造となっているのですが、先端のコルクが劣化してボロボロと崩れてしまっている状態でした。これでは打弦そのものに支障が出ます。

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完全に無くなってしまって空洞になっている場合、音が鳴りません。

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とりあえず音が出なければ話しになりませんので、埋め木用の木材を調度良い大きさに裁断して埋め込んでみました。サイズがピッタリというわけにはいかなかったのはご愛嬌。

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生産中止となって久しい電気ピアノ。部品そのものが有るのかどうなのか。。。