電子音楽アーティスト渋谷慶一郎氏が、2002年に音楽レーベルATAKを発足させて以来初となる完全アコースティックのピアノ・ソロ アルバム「ATAK015 for maria Keiichiro Shibuya」をリリース。

研ぎすまされたピアノの音色が、複雑な自然現象と遜色なく、あるいはそれを上回った情報量で構築された作品である。そこに立ち上がる立体感と複雑さが、疑いもなくリアリティーを持つことに戦慄を覚える。それはまた今まさに壊れ行く心と、そこからの長い復活への道が、多重に入り組んだ形で進行する。

レコーディングは渋谷氏がコンサートやレコーディングで愛用するベーゼンドルファーがあるコンサートホールを貸し切って行われた。アルバムタイトルにもなっている「for maria」は、渋谷氏の亡き妻であるmaria(2008年6月に30歳で死去)に捧げるという意味。

ATAK015 for maria Keiichiro Shibuya の動画

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