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ハンマーの弦当たり悪し

2012年2月24日 0件のコメント
Piano & Work
修理

ハンマーの先端に付いた弦溝を見ると一目瞭然 向かって右側のハンマーに付いた弦溝が極端に左へ寄っている事が分かります。こうなると左側の弦は殆ど擦る程度の打弦になってしまい、丁度、野球のファールチップの時のような音(←分かりづらい表現でご免なさい)になったりしてしまいます。左側のハンマーは若干右側へ寄っていますが、一般のアップライトピアノの場合ならば許容範囲と言って良いでしょう(注1)。 これらを修正する場合、ハンマーの動きそのものに問題が無いか確認、問題が有れば修正した後、いったん弦溝が無くなるまでハンマーフェルトを削り、正しく当たるように調整するのですが、特に長期間放置されていて弦溝が深くなってしまっている場合、1本だけ調整してもそれはそれでその音だけ音色が変わる事になりますので、最終的には全部のハンマーを調整、整音をする事が望ましいでしょう。そうなると調整費用が別途必要になってしまいます。 ピアノアクションには木材が使用されていますので、毎年調律をやっていても温度や湿度の変化で弦当たりは変化します。定期的な調律が必要な訳は、音の狂いの調整だけでは無いという事ですね。 また、3本の弦に寸分違わず同時打弦するようにハンマーフェルトを削る作業(ハンマーファイリング)はとても難しく100分の1ミリ単位の制度が要求されますので、決して自分でやらず調律師に相談してくださいね。削ってしまった分はもう元へは戻せませんから。。。 (注1) グランドピアノの場合は、ソフトペダルとの関連が有りますのでシビアに調整しなければなりません。詳しくはまた次の機会にでも。]]>

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