片想いの午後 ~キャンディーズ・トリビュート
5thアルバム『その気にさせないで』(1975年10月1日発売)より、A面2曲目(1曲目はシングル『その気にさせないで』)ランちゃんのソロです。
ランちゃんの美しいファルセットが映える、キャンディーズが歌うバラードの中でも名曲中の名曲と言って良いでしょう。地声と裏声を巧く活かすメロディーラインも素晴らしい。
作詞:竜真知子 作曲:穂口雄右
『愛してる』それだけで構わなかったの
なのにいつか 心の隅で
『愛される』その時を夢見ていたのよ
私にもそんな日が来るかしら。。。
竜真知子氏による美しい歌詞に号泣。以前ご紹介した『くちづけのあと』といいこの『片想いの午後』といい、その世界に入り込んでしまいます。
後々『ハートのエースが出てこない』や『恋のあやつり人形』を作詞する事になる作詞家竜真知子さんのお名前は、私が高校生の時から存じ上げていました。というのもミキちゃんの次にファンになった河合奈保子さんの代表曲『スマイル・フォー・ミー』を作詞されていたので。で、彼女(竜さん)の他の代表作を調べてみると『すみれ September Love(一風堂、SHAZNA)』『あずさ2号(狩人)』『私のハートはストップモーション(桑江知子)』『サンセット・メモリー(杉村尚美)』などなど、錚々たるヒット曲の数々なのですが、それらと比べてもこの『片想いの午後』の出来は素晴らしいと思うのは私だけでしょうか。
メール世代の人たちにもぜひ聴いてほしい珠玉の一曲。
(資料のUP主様へこの場を借りてお礼申し上げます)