帰らざる日のために ~キャンディーズ・トリビュート
3rd.アルバム『なみだの季節 』(1974.12.10発売)よりB面5曲目。いずみたくシンガーズ 『帰らざる日のために (1974年)』のカバー。
サビのスーちゃんの伸びやかな歌声が爽やかでとても良いです。何気にアレンジもカッコイイ。
作詞:山川啓介 作曲:いずみたく
”燃えてる夢を命を 残らず使ってみようよ
二度と戻らない今日のために”
スーちゃん。。。
調べてみると74年春に放送されたドラマ『われら青春』の主題歌として大ヒットした曲を同年の12月発売のアルバムで既にカバーしていたのですね。
いずみたくシンガーズ ~ 帰らざる日のために
『われら青春』と前作の『飛び出せ!青春』めっちゃ観てました。もうね、特に『われら青春』の杉田先生(島田陽子)の美人な事この上ない。
ただ、この2人、結婚しても上手く行くのだろうかと心配する、ませた小学生でした。
「帰らざる日のために」の逸話。
帰らざる日のためにのアレンジャーの故森岡賢一郎さんは、渡辺プロダクションやCBSソニーとも関係が深く、歌が上手いのに売れないキャンディーズに見切りをつけ、田中好子さんをソロデビューさせようとしてました。
渡辺プロダクションやCBSソニーの幹部役員クラスの人たちも故森岡さんに同意でしたが、
キャンディーズに関わっている若いスタッフたちは全員反対でした。
今では当たり前のマーケティングリサーチも当時は行われておらず、キャンディーズのマネージャーの諸岡さん(現渡辺プロダクション専務)がマーケティングリサーチをはじめました。
その時間稼ぎとして、この帰らざる日のためにをアルバムにいれました。
マーケティングリサーチの結果、伊藤蘭さんだけ年下のファンが多いことに着目、
諸岡さんとレコーディングディレクターの松崎さん共同プロジェクトで“内気なあいつ”と“年下の男の子”が完成。
“年下の男の子”の大ヒットで、故森岡さんは、田中好子さんのソロデビューを諦めました。
@rebun4970さん。コメントありがとうございます。
其の話は初めて聞いたかもしれません。貴重なお話ありがとうございます!