調律師の日記(2009.6.18)『ペダルの重さ』
晴れ・今日はグランドピアノを2台所有されているピアノの先生宅での仕事。
ピアノはDIAPASONのD171MPとKAWAIのRX3。ラウドペダル(ダンパーペダル)の重さを揃えて欲しいとのご注文。
ペダルを踏んだ時の重さって、各社それぞれ、機種によっても以外と違うんですよね。鍵盤のタッチ程、言われる事は無いのですが。
今回の場合(あくまでも今回の場合と念を押しておきます)、DIAPASONが軽くKAWAIが重い。先生ご自身はDIAPASONの方は軽すぎで、KAWAIの方が良いのですが、レッスンに来る子供達が重くて踏みにくいという事なので、もう少し軽い踏み心地にして欲しいとの事。ペダルの場合、先日書いた鍵盤のタッチとは違い『軽く感じる様な調整』という訳にはいきません。企業秘密(笑)の為、具体的な方法は書けませんが、ペダルにしろ鍵盤にしろ、標準状態から重くするのは意外と簡単なのですが、軽くするのは意外と難しい(面倒)んです。とだけ、書いておきましょう。
で、今回はDIAPASONと重さを合わせる事にして様子を見ていただく事にしました。今から考えたらDIAPASONを少し重くしてKAWAIを少し軽くして合わせたら良かったかも。様子を見て次回調整します。