40年ぶりに『007は二度死ぬ』を観た
1967年公開で日本がロケ地の『007は二度死ぬ』をおそらく40年近くぶりに観ました。この歳になって改めて観ると、今までとは違ったものが見えてきますね。
007シリーズといえば、その時代時代の背景を背景にしたものになっていますので、この作品も当時の米ソの冷戦や宇宙開拓がモチーフになっています。
ストーリーは、米ソそれぞれの宇宙船が謎の宇宙船によって拿捕される事件が発生。米ソそれぞれがお互いの国の仕業と疑い全面戦争寸前。そんな中、謎の宇宙船が日本近郊へ着陸との情報を掴んだイギリス諜報機関が007を日本へ送り込み、日本の諜報機関と協力して敵基地を破壊する任務に就くというもの。
007(ジェームズ・ボンド)をショーン・コネリー、日本諜報機関のボスが丹波哲郎。ボンドカーがトヨタ2000GT。
で、007といえばボンドガールで、浜美枝さんが抜擢されたことはあまりにも有名なことなのですが、実はボンドガールは2人居て、もう一人のボンドガールは若林映子さんって覚えてました?
ここからちょっとネタバレを含みます。
若林さん演じるアキは、映画の前半に大活躍するものの中盤で殺されてしまう役なのですが、改めて作品を見ると、流暢な英語はもちろん、かっこよく2000GTを運転する姿もとても美しい。
ウィキ情報ですが、当初はキャッシー鈴木を若林さん、アキを浜さん予定でしたが、浜さんの英語力が怪しかった(実際作品中ではアフレコされている)ことと、その英語力を認められて役柄が入れ替わったようですね。この作品で海外で人気がブレーク。確かに美人だわ。
昔観た時も思ったのですが、途中の忍者養成機関のシーン(ロケ地は姫路城)でバカらしくなってしまうことと、最新の映画内で観る西洋人が想像する日本文化が、いまだにこの当時とあまり変わってないなとつくづく思います。
Amazon プライムビデオ
007は二度死ぬ (字幕版)
ショーン・コネリーといえば若山弦蔵さんの吹き替え版も
007は二度死ぬ (吹替版)