黒鍵のここの塗りムラの謎が解けた
白鍵を押し下げたときに見える黒鍵の下の部分は黒く塗装されているのですが、中には塗りが甘いものがあって、まぁ酷くなければ問題く、オーバーホールや指摘でもない限り、現地で修理することはほぼ無いのですが。
今回ご依頼を頂いて、初めてお伺いしたグランドピアノがこのような状態になっていました。
ピアニストとして活躍されているオーナーに聞いてみたのですが、これ、練習で指(爪)が当たって削れてたようです。オーナーは慣れてしまっていて全く気にならないようですが、初めて触る場合、知らずに弾いているとチラチラと目に入ってしまう。
今回は塗料を持ち合わせていなかったので、次回以降になりました。黒く塗るだけなので、ユーザー自身でも修理可能ですが、白鍵や黒鍵に塗料が付いてしまうこともあるので、自信がなければ担当調律師まで。
また、このピアノの歴史そのものなので、修理せずそのままでも構わないと、個人的には思います。
プロでも日々これだけ練習しているんですよ。皆さんはどうですか? 😁