調律師って耳が良いの?
昨日、サザエさんを観ていると、ノリスケさんの足音を聞き分ける(本当は聞き分けていた訳ではなかったのですが)イクラちゃんに、耳が良いからピノの調律師になったら?と薦めるシーンがありました。
で、『調律師って耳が良いですよね?』って、よく訊かれます。そんな時はこう答えています。
『調律の勉強をする前は、そんなに特別耳が良いと言う訳では無くごく普通だったと思います。ちゃんと訓練すれば誰でも調律師に成れますよ。地味で儲かりませんけどね』
消えてしまったブログエントリの中で『音を聞き分ける事は比較的簡単で、むしろ難しいのは音を合わせたり、保持したりという技術面の方です』と書いた事があります。
余談ですが、調律師は音を『高い』『低い』を聞き分ける(絶対音感の)訓練をしている訳ではなく、音に含まれる音(倍音)を聞き分ける様な訓練をします。それはおそらく人間に元々備わっている能力を呼び覚ます訓練って言っても良いかもしれません。簡単に言うと、一つの音、例えば『ド』という音には元になる『ド』の音の他に『ソ』の音や『ミ』の音、オクターブ上の『ド』や、そのまたオクターブ上の『ド』等、たくさんの音が含まれています、のその中の一番元になる音が『ド』なので、普通の人は『ド』の音と認識している訳です。調律作業をよく観ていると、2つの音を同時に鳴らしていると思います。それは2つの音に含まれる倍音同士の音の干渉を聴いているのです。そして、それはあたかも数式に基づいた建築物を組み上げて行く感覚に近いかもしれません。
音合わせ以外にも、修理(塗装修理なんかもある)や、時にはピアノを担いで移動する、なんて仕事もあります。
あ〜それとも『神が与えたもうた特殊能力の持ち主だ』って事にする方が良いかな 😆
簡単に言っていただいても
さっぱり解りません(lll ̄□ ̄)
もうチョッとアホに物言うように いっていただけません?
( ゜ ρ ゜ )ぽか~ん
もっと簡単に言うと
『嫌よ嫌よもスチャラダパ〜』という事です。 ❓