台風12号の被害状況(奈良県)
各地で甚大な被害をもたらした台風12号が過ぎ去っての被害状況が徐々に明らかになってきました。全国ネットのニュースでは大まかな状況しか報道されす、やきもきされている方もいらっしゃると思いますので関西ローカルでのニュースを少し書いておきます。なお、執筆時点、5日の17時台のニュースですので状況は変化すると思いますのでご注意ください。
奈良県では現在、五條市中心地よりも南の地域の被害が大きく、各地で土砂崩れや浸水の被害が出ており、十津川村へ通じる道は奈良県側からはもちろんの事、和歌山県側からも入村する事が出来ず、現在完全に孤立中。自衛隊員などが徒歩にての入村を試みている最中で、被害状況の詳細は解っていません。
十津川村はご存知のように日本で一番大きな村で全域が山間部、周辺の野迫川村、上北山村、下北山村、大塔町、西吉野町、天川村、川上村、黒滝村を含めると奈良県の半分近くを占める広域になります。その中で山の斜面に集落が点在している地域ですが電話が通じない状態で、被害状況がほとんど掴めていないようです。
五條市大塔町(旧吉野郡大塔村)までは取材のカメラが入っていて映像が流されていますが、山ごと崩れる深層崩落で集落が完全に崩れ去っている状態が映し出され、現在懸命の救出作業が進められているようです。この大塔町までも一番近い都会の五條市内から車で1時間、十津川村中心地まで2時間ほど必要な距離で、大阪からだと4時間以上必要な距離です。
私が住んでいる香芝市からでもヘリコプターの音が絶え間なく聞こえています。どうか一刻も早く救出の手が届き、無事に救出される事を祈らずにはいられません。
詳しい状況は奈良県公式サイトの『災害による被害状況』内の『台風12号による被害状況』で確認する事が出来ます。