美しき天然 : 村治佳織
先日放送された『長崎の歌が聞こえる』の番組内で演奏された『美しき天然』がYouTubeにアップされていました。日本を代表する美しいメロディーをご堪能下さい。
『美しき天然』(または『天然の美』)は作曲家の田中穂積(1855-1904)が1902年に当時の私立佐世保女学校の教材として作曲した、日本初のワルツだと言われています。
日本独特の一語一音のメロディーは、滝廉太郎の『荒城の月』などと並ぶ近代日本を代表するメロディーと言って良いでしょう。そしてそれらは後に歌謡曲、そしてJ-Popへと受け継がれていく。そんな未来を田中や明治の先人たちは想像していたでしょうか。
アレンジしたのは村治さん自身でしょうか。奇をてらった様な技法は使わず、どこか懐かしくシンプルなアレンジ。
静かに歌いあげるギターに、何時しか何処からとも無く涙が溢れ出て来るのは私だけでしょうか。
村治さんの一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。
iTunes Store
村治佳織 アーティストリンク