第16回ショパン国際ピアノコンクール
2010年10月18日~20日(現地時間)にポーランドのワルシャワで開かれた第16回フレデリック・ショパン国際ピアノコンクールが終了し、YAMAHA CFXを弾いたロシアのユリアンナ・アブデーエワ(Yulianna Avdeeva)さんが第1位を獲得。ショパン・コンクールにおいて日本製ピアノを使用した演奏者が初めて優勝した。
『ロシアの新鋭ユリアンナ・アブデーエワさんがヤマハ コンサートグランドピアノCFXを使用して優勝』
世界には、数多くのピアノコンクールが存在しますが、世界三大ピアノコンクール、とりわけ、その中でもショパンコンクールは名実共に世界で一番の注目を集めるコンクールであることは間違いないでしょう。
それだけに、ピアノメーカーにとっても、最も重要なコンクールで、各メーカー共に最高のピアノを最高のコンデションで聴いてもらう事にしのぎを削る、メーカーにとっても最高のプレゼンの場でもある訳です。
採点にピアノ本体の性能が含まれているのかどうか定かでありませんが、今回、ヤマハピアノを弾いたプレイヤーが優勝したという事実は、ヤマハのスタッフならびに技術者にとって大きな励みになるのではないでしょうか。
で、1stステージからボチボチ聴いている訳ですが、実のところ、芸術家でも演奏家でも無い私は、演奏者や演奏内容、ましてや順位などにはさほど興味が無く(美人は別)、もっぱら興味はピアノ本体の挙動にのみ集中してしまいます。
ヤマハの他、スタインウェイはもちろん、日本からは、カワイがエントリーされています。こういったコンクールの良いところは、同じホールのマイク位置で各メーカーのピアノの音を聞き比べることができるというところに尽ます。
各メーカーについての個人的雑感は立場上控えますが、ネットでの圧縮音源といえども、とても面白く聴き比べる事が出来ますね。
ところで、ショパンコンクールのネットでの配信って、いつからやってるんだろうか。前回(5年前)の時もやっていたんでしょうか?10年前はダイアルアップでしたから、視聴は不可能ですわね。いずれにせよ、良い時代になったものだ。