映画『パリに見出されたピアニスト』
2019年作品の映画『パリに見出されたピアニスト(Au bout des doigts)』を観ました。
悪い仲間たちと窃盗を繰り返す青年マチューが、ストリートピアノ演奏で見出され、音楽の才能を開花させていくという王道のサクセスストーリー。
冒頭のパリ駅でのストリートピアノ演奏で期待値が上がりますが、映画としての個人的評価はそれほど高くなく、面白さという点では少し弱いかなと思いました。
主人公が全く天才肌っぽくないのにやたら天才天才と持ち上げるのが違和感。じゃぁ天才肌って何なのかと聞かれたら難しいのですが、例えば極端な例ですが『のだめ』などはやはり天才肌っぽく見えますよね。そういう『ピアノに向かえば鬼気迫るものがある』的なものが無いです。
主人公は決して天才ではなく才能を秘めた若者であること。それに本人が気付き、周りのがサポートを受けてながら人生が開けていく。そういう物語でした。
日本のテレビのスペシャル番組とかで、若手イケメン俳優起用でドラマ化すればウケると思います。
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パリに見出されたピアニスト(吹替版)
余談ですが、パリ駅のストリートピアノをYouTubeで検索して見ると、鍵盤蓋が折り畳み式のものとそうで無いものの二種類ありますね、どちらもヤマハですが途中で入れ替えたのかな。