女性には『ブラボー』じゃなく『ブラーヴァ』なのかぁぁぁ
コンサートでの拍手喝采、『ブラボー』の歓声。クラシックのコンサートではよく見られる光景です。私も先日のコンサートで思わず『ブラボー!』と叫んでしまいました。で、ちょっと『ブラボー(bravo)』について調べてみたら、こんな事が解り、深く落ち込んでしまいました。女性アーチストの皆さん、今までゴメンなさい。
『ブラボー』自体はイタリア語で、今では世界中で通じるようですが、正式には『ブラボー(ブラーヴォ Bravo)』は男性(単数)に対して。女性(単数)には『ブラーバ(ブラーヴァ Brava)』で、使用する事が正しいようです。
なので、村治さんのコンサートの様な女性単数のコンサートの場合は『ブラーヴァ!』と声をかける方が望ましい。まぁ、日本人アーティストの場合は、そのあたり寛容だと思いますが、海外からのアーティストの場合は失礼に感じられる方もいらっしゃるかもしれませんので気をつけた方が良さそうです。私の様な裏方の人間は特に。
ちなみに、男性(複数)や男女混合、例えばオーケストラや男声合唱団等には、『ブラーヴィ (Bravi)』、女性(複数)には『ブラーヴェ (Brave)』が正式なようです。
余談ですが、日本では演奏が終わった(音が鳴り終わった)直後に『ブラボー』と叫ぶ人が居ますが、とても恥ずかしい事なので気を付けましょう。『指揮者が手を降ろしてから』『演奏者が立ち上がってから』拍手開始、そして『ブラボー』がマナーです。『ブラジャー!』もダメです。
追伸
この記事は2010年の投稿で、現在のジェンダーに関する価値観といささか違いがあることをご了承ください。