村治佳織 : Soleil Portraits 2
遅ればせながら彼女のニューアルバムをようやく手に入れる事が出来たので早速聴いてみた。購入したのは通常盤の方。理由は、こちらのジャケットの方が好みだったから。本当は、来年1月にある奈良県でのコンサート時に購入しよう(なぜならサインを頂けるかもしれないので)と思っていたのですが、気が付いた時には完売状態。彼女の人気の高さを伺い知る事が出来ます。
Soleil – Portraits 2 – Kaori Muraji (村治佳織)
で、率直な感想から先ず言おう。おやじも唸るクラシック路線からポップスのカバーなど、より多くの人々にギターの魅力を伝える路線へ変更してからの一連のアルバム。選曲、アレンジ、演奏共に、この路線の完成形、集大成を見た。
彼女の魅力である、しなやかで丁寧な演奏にも益々磨きがかかっている。柔らかく深く優しい。
また、彼女の魅力を最大限に引き出すアレンジも確実に進化して、前作以上に満足度は高い。
私のお気に入りはベタですが4曲目の『ファーゴ』。そして何と言っても彼女の歌声(スキャット)を聴く事が出来る13曲目の『エル・ディア・アンテス』。もちろん他の曲どれをとっても素晴らしい出来です。
彼女のその小さな身体から発せられる音楽は大きく広い。